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ヤシオ、三十路で大学院に入ったら、人生、変わりました! ヤシオ、三十路で大学院に入ったら、人生、変わりました!

八塩圭子さんの本

『三十路の手習い』
『三十路の手習い』
八塩圭子

日経BP社/日経BP出版センター
1,500円 (税込:1,575円)買い物かごにいれる

32歳で大学院に入り、その間に結婚し、会社を辞めてフリーとなり、ついに「テレビの正体と未来」の論文でMBAを取った人気アナウンサー・ヤシオが自ら綴る、オンナの新しい自立日記。

『女性アナウンサーという生き方』
『女性アナウンサーという生き方』
八塩圭子

日経BP社/日経BP出版センター
本体価格:1,200円 (税込:1,260円)買い物かごにいれる

当時、テレビ東京の華の女子アナだった八塩圭子さんの「三十路の手習い」はMBA修得。これがひとつのスイッチになって、結婚、退職、フリーと、パタパタと人生の転機が訪れた。そんな激動の2年間を綴ったエッセイを出版する八塩さんに、その頃、そして今を聞いた。 八塩圭子

プロフィール
■八塩圭子 (やしお・けいこ)
1969年東京生まれ。上智大学法学部卒業後、93年テレビ東京入社。『出没!アド街ック天国』『株式ワイドオープニングベル』などを担当する。2002年から法政ビジネススクールでマーケティングを専攻。スポーツライター・作家の金子達仁氏と結婚後2003年6月に同局を退職、フリーアナウンサーに。04年3月、法政ビジネススクール修了、MBA取得。現在、CX系『めざましどようび』メインキャスターなどで活躍中。

インタビュー

――「三十路の手習い」は、日経WOMANで連載していた「MBA日記」がベースだそうですね。加筆などの課程でその日々を振り返られて、どんな感想ですか?

八塩さん 02年から約2年間の連載で、書き始めの頃は私、まだ会社員だったんですよね。それが、大学院に通うようになり、結婚してしまい、会社も辞めてしまって、フリーになって……。ページをめくるたびに変わっていく自分がいて、それはもう笑っちゃいましたね。それまではまさしく「負け犬」世代で、そのポジションも実は大好きだったんですよ。経済力もあって、仕事も任せてもらえるようになって、好きな服だって買えた。でも、このままでいいのかなっていう、ソワソワするような感じはい
つもあったと思います。私だってどこかで悩んでいたし、そこはきれい事じゃなく書いてある。今考えると、悩むまでもなく、もう道は決まっていたという気はするんですけどね。

――たしかに、かなり激動の2年間ですよね。

八塩さん 考えてみると、MBAを取りに学校に通ったことで、いろんな転機が降ってきた。もちろん結婚も、フリーになったのも、学校と直接関係あるわけじゃないんです。ただ当時、結婚にも、新しい仕事にも、なんとなく踏み切れなかった自分が、新しいことやってみようかとたまたま学校に通い始めた。そうしたらその一歩が、いろんな転機を呼んできたんです。やはりその一歩によって、人生を深く考え直したというのは大きかったと思いますね。新しいことに踏み出すことで、自分をちょっと引いた場所から眺めることができた。で、自分にとって本当に大切なものが何かが見えてきたんじゃないでしょうか。実際、学校の同じクラスにいた女性が、在学中に3人も結婚しちゃったんですよ。ちょっとした一歩を踏み出すことで、人生変わるんだなと。そんなメッセージを込めてまとめたのが、この本でもあるんですね。

――手習い」にもいろいろありますが、そもそもMBAを選んだのは、どうしてだったんでしょう。

八塩さん 当時、経済番組を担当していて、出演者の先生に、都内で通って取れるMBAがあるということを聞いたんですね。30代って仕事も忙しいから、アウトプットはすごく多いですよね。逆にインプットもしたくなって、通い始めたんです。ちなみに小さい頃からいろいろな習い事をしてきましたけど、いつも私はこんな調子。船が来たから乗ってみようかなって。母親に勧められたり、友人に誘われたり、たまたま目にしたりで、船が来るんですよね。まあ、そういうチャンスは誰にでも降ってくるわけですが、それをチャンスと思わない人も多いじゃないですか。でも私はとりあえず、船が来たら乗ってみる。そういう気持ちは、これからの人生でも大切にしていきたいと思ってますね。ただし、そうやって軽い気持ちで乗ってしまっただけに、卒業するまでかなり大変でした。本を読み返してみても、よく卒業できたなあって。

――仕事もして、学校にも通い、そんな忙しい中で書くというのは苦労も多かったのでは?

八塩さん 私は書くことが大好きで、この連載もそもそもは自分から書かせてくださいとお願いしたものだったと思います。とにかく自分がやったことや、知ったことを人にお話したい。私にとって書くというのは、そういう作業なんですよね。仕事では言いたいことも全部言えるわけではないから、書くことはものすごいストレス発散法ですよ。とくに忙しいときに限って、困ったことに言いたいことがたくさん出てくる。忙しいときは頭を使ってるからかもしれないですね。

――この本には、八塩さんの修士論文も収録されていますね。

八塩さん この本には3つ、読んでほしいポイントがあって、ひとつはその転機の話。もうひとつは私たち世代のライフスタイルの話。そして最後が、この修士論文なんですね。テーマは、テレビのマーケティング動向。たとえば調べてみたら、視聴者の約半分は、馴染みのある番組を探してチャンネルをザッピングしている。たまたま見たらおもしくて見てしまったというのは、わずか1割にも満たないんですよね。……とか、テレビ業界を一歩出て物を見てみたら、驚くようなことがたくさんあったんです。これはみなさんの身近な話題でもありますし、「研究」として読んでもらいたかったので収録しました。
――では、最後に。この激動の2年間を糧に、これからどんなことに挑戦してい きたいですか?

八塩さん 新しいタイプの経済番組ですよね。経済情報というのは究極の流行りモノ情報なんですよ。何が今流行ってる、ではなくて、これからこれが来るぞっていう情報のようなものですから。これに、新しいもの好きの女性が飛びつかないはずはない。それは自分の本能として思った(笑)。ただしずっと経済番組を担当していて思ったのは、どんなにおもしろい情報が満載でも、「経済」と聞いただけで引いてしまう視聴者もいる。これをもっと女性も入りやすい普通の番組の形で発信できないかなと。ライブドア問題で、いろんな人が経済に興味を持ち始めたじゃないですか。そうですよ、今がねらい目。帰ってさっそく企画書作ってみようかな(笑)。

――楽しみにしています!本日はありがとうございました。
【インタビュー 福光 恵】

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